建物の使い方に関するトラブル
建物の使い方に関するトラブルで多いのが目的外使用と無許可でのペットの飼育、騒音です。
目的外使用とは居住用で貸しているのに事務所として使っていることが多いです。稀に居住用として貸したのに風俗店の待機所として使っていたという事もありました。
(不特定多数の人の出入りで近隣の方から苦情があり判明する事が多いです。)
無許可でのペットの飼育は臭いや鳴き声で近隣住民とのトラブルになる事が多いです。
ペットの飼育は他の入居者の方が退出してしまう理由にもなってしまうので早期の対応が必要となります。
(期限を設けてペットの譲渡をしてもらうかペット可の物件に引っ越してもらう等。)
騒音は建物の構造によりますが、近接している部屋への足音や扉の開閉音、テレビやゲームの音が多いです。
こちらも入居者間のトラブルに発展してしまうと退出者が続出してしまうので緊急の対応が必要です。
この際に気を付けるポイントは誰が苦情を言っているかを明かさない事と改善されない場合は最悪退出をお願いすることです。
苦情を言っている方を明かしてしまうと直接謝りに行ったり、話を付けようとしてしまう可能性があります。
それが口論の元になってしまう事もあるので特定されないように全戸に騒音に関する注意書きを入れるのがいいでしょう。
改善が見られない場合は退出していただく事も視野に入れないと上下左右の4部屋が賃貸として使えなくなる可能性があります。
建物の使い方に関するトラブルは早い段階で対応しなければならないので、
苦情が出た際は早急に状況の把握と改善に努めましょう。
ただし、対応に慣れていないと失敗してしまうケースもありますので、
プロの業者に一度相談してみてください。