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モデルルームの作り方

モデルルームはこれから始まる新しい生活をよりイメージしやすくする為に作るものです。

これから始まる新しい生活には不安と希望を抱いて部屋を探すわけですから、
その不安を払拭し、希望をより多く持って頂くような部屋作りが大切となってきます。

コーディネイトについてはこれが正しいというものはありません。

十人いれば十人の答えがあるわけです。

まずはどんな人に向けて部屋をアピールしていくのかを具体的にイメージして考えていきます。


ケース① ターゲット:独身男性25~30歳 会社員



現代の若いサラリーマンは残業も多く、収入も決して安心できるほど得ていないと聞きます。
仕事が終わり、家に帰っても料理などにゆっくりと時間をかけるほどの余裕はなく、疲れきって帰宅されると思います。
そこで、なるべく家にいる間はゆっくりとした空間となるように、ブラウン系の家具でまとめました。
カーテンも濃すぎない青を基調として落ち着いた空間にコーディネートしました。
ベットは空間をより有効活用できるようにソファーに可変できるものにして、
テレビやDVDなど、夜の時間を大切にできるように配置しています。

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ケース② ターゲット:独身女性23~28歳 会社員



男性顔負けの働き方をする女性が増えてきた中、男性と同じように夜遅くまで仕事をし、疲れきってご帰宅されると思います
。 男性はブラウン系の色で家具をまとめましたが、女性の場合は部屋を明るくしないとどうしても気持ちの面で落ち込んでしまうと聞きます。
そこで、白を基調とし、アクセントで入れたピンクで気持ちを高揚できるようにと、明るい空間にコーディネートしました。

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モデルルームの出来は小物配置で決まる



家具を置くだけでも部屋のレイアウトのイメージを持たせるためには重要なことですが、視覚に訴える小物をディスプレイすると、印象がガラッと変わります。
つまり、部屋を案内したときやインターネットで物件を探す場合は「何度印象に残ったか」が、勝敗を分けます。
その印象が多ければ多いほど記憶に残る印象的な部屋となるため、他のライバル物件と差をつけることができます。





色が与える真理的イメージ

コーディネートをする上で色選びはとても重要になります。
また、色には人に心理的な影響を与えることになります。
モデルルーム作りの参考までにご覧ください。


白色の心理的イメージ
【良い印象】純粋さ・清潔
【悪い印象】無・味気ない

白色は、清潔感があり、広々とした空間を演出します。病院や美術館などが、まさにそうでしょう。
また、明度がもっとも高いことで目の錯覚をおこし、白い服を着ると膨張して太って見えるといった特徴もあります(逆に、黒はスマートさを演出します)



黒色の心理的イメージ
【良い印象】力強さ・高級感
【悪い印象】暗闇・恐怖・重たさ

黒は人間の不安をあおり、絶望感を抱かせる色です。
黒一色の空間に長時間いると健康を害するという話もあります。



赤色の心理的イメージ
【良い印象】情熱的・強さ・暖かい・購買意欲上昇
【悪い印象】安い・危険・暴力的

赤は交感神経に刺激を与え、興奮状態にさせます。
よく闘牛士が赤い布をヒラヒラさせて牛を挑発する行為がありますが、このように相手を興奮させるという意味があります。
また、購買意欲も上昇させる心理的効果もあるので、新築分譲住宅の売出にもレッドカーペットが使われていたりします。



青色の心理的イメージ
【良い印象】若い・切実・クールさ
【悪い印象】寒い・食欲減退

青はダイエットにも使われる程、心理的効果のある色です。
また、試験などの場で緊張してしまうときなどは気持ちを落ち着かせる色として利用されていたりします。



黄色の心理的イメージ
【良い印象】解放感・光・希望
【悪い印象】軽率さ

黄色は頭の回転を早くさせる効果があります。
また、道路標識などの注意を促す時にも使われる色ですが、
副交感神経を刺激されるためそのような場面で使われています。



緑色の心理的イメージ
【良い印象】リラックス・自然・安らぎ
【悪い印象】未熟・受動的・保守的

よく「遠くの緑を見ると目に良い」と言われているように、「緑」には、目の疲れを癒す効果もあります。



ピンク色の心理的イメージ
【良い印象】ロマンティスト・優しい・華やか
【悪い印象】弱い・不安定

ピンク色には女性ホルモンを分泌させ、美容に効果があります。
女性をターゲットにした場合に有効とされています。