家賃を下げるということ
空室が決まらない原因の一つに考えられることが賃料設定です。
マーケティングとして市場とかけ離れた金額である時は見直す必要があります。
・同じエリアでライバル物件がどのくらいあるか?
・お部屋の需要がどのくらいあるか?
様々な視点から比較して適正な賃料を設定する必要があるのです。
現在の賃貸市場を考えた場合、新築当初に設定した金額が永遠に維持されることは考えられない状況にあります。
さいたま市の賃貸需要も供給過剰と言われているくらいなので、
今後、家賃の相場が上がっていくことは考えられません。
書籍などによっては家賃の値下げは最後の手段として述べられていますが、
まず、自分の物件が置かれている状況を把握することはとても大切なことです。
もちろん、市場価格よりも安く賃料を設定すれば入居者は早期に見つけられます。
しかし、収益が下がってしまうことを意味しています。
さらに、現在入居している方から家賃の値下げ交渉をされてしまう事もあります。
一概に賃料を下げる事が正しいわけではありません。
それは賃貸経営をする上での経営判断となりますので慎重に考えていかなければならないことは事実なのです。
それと並行してリフォームやリノベーションを行い物件の価値を上げる追加投資も必要となってきます。
そこには費用対効果を考えた空室対策を総合的な視点から行っていく必要があります。