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賃貸経営で選ぶべきガス

賃貸経営の中で都市ガスとプロパンガスのどちらの方がメリットが大きいか?
非常に難しいテーマだと思います。

それぞれにメリット、デメリットが存在し、一概には言い切れません。

その中でお客様目線で考えるとプロパンガスは選ぶべきではないです。

その理由として都市ガスよりもプロパンガスの方が高いと考えている方が多いためです。

お客様を案内していると
「ガスは絶対に都市ガスがいい」
と言って、プロパンガスの物件をご紹介しない場合があります。

プロパンガスの供給会社も千差万別で、入居者から見てもメリットとなるケースもあります。
しかし、プロパンガスの物件はNG、というお客様に対して
無理やりプロパンガスのメリットを伝えても
「なんなの?この人」
と、思われてしまい、他のお店に行かれてしまうかもしれません。
営業マンとしてはそんなリスクを負ってまで、あるいは労力をかけてまで
プロパンガスの魅力を伝えることはないと思います。

なので、プロパンガスは高い!という認識が市場にある以上、
安易に選ぶわけにはいかないのです。


ただし、プロパンガスはオーナー様にとってのメリットは大きいのです。

プロパンガスを選ぶオーナー様のメリット
・給湯器の無料交換
・エアコンの無料交換
・キッチンの無料交換
・お風呂の追い焚き機能追加

どれも数十万かかるような工事が無料となることはオーナー様にとって多大なメリットです。
しかし、後から得るガス料金でそれを回収します。
その為、都市ガスと比べると使用料金が上がってしまうのです。

私の知っているケースで、
プロパンガスの営業マンが自宅に来て、
無料で給湯器、エアコン、追焚機能追加、工事を無料ですべてやる代わりに
プロパンガスに切り替えないか、という話をされたそうです。

アパートの入居率は100%だったらしく、メンテナンスがかからないという事は
さらに収入がアップする、という判断をしてオーナー様は導入に踏み切ったそうです。

しかし、その後、入居者はどんどん退出していき、
2年も経つと入居率が40%までに落ち込んでしまったそうです。

そうなってしまったらすでに手遅れです。

解約しようにも違約金が発生してしまい、切り替えることができなくなってしまいました。

この様なケースを考えるとガス選びは慎重にならなければいけません。